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病は気から..病気と正確
病気と心の関係については、昔から「病は気から..」と言って、気の持ちようで病気は良くも悪くもなるとされています。しかし、「病は気から」という言葉の意味はもっと違っています。つまり、すべての病気は気の乱れによってひきおこされるというものです。気の乱れは感情の乱れとそれによっておこる血行不良のことを言います。
例えば、カッとなって感情が高ぶると頭に血がのぼり逆に足もとは冷えてきます。
そうすると、体全体の血行の流れは悪くなり、体調が崩れて病気がおきてくるのです。
この場合の感情の乱れは表情に出る感情(外面)だけではなく、心に思う感情(内面)も含まれます。東洋医学では体の(内臓)のどこが悪いかで、感情の表れ方が違ってきますし、またいつでもどんな感情(正確)をもっているかによっても悪くなる内臓が決まってくるのです。
例えば:
※肝臓の悪い人はよく怒る。逆によく怒る人は肝臓が悪くなりやすい。
この感情からくる性格としては、プライドが高い、見栄っぱり
※心臓の悪い人はよく笑う この場合の笑うは相手に対する思いやりがない、心が
冷たいなどの性質からくる笑いです。
※肺の悪い人はよく泣く 性質としては、何でも悪い方へ考えがちで心配ばかり
していると肺がよけいに悪くなります。
※消化器(胃)の悪い人は、くよくよと物事を思いがちです。
この性質は、もともとわがままで、自分に甘いために、いつも厳しい状態に自分が
おかれることを避けようとする思い(楽をしたい)が強いところからきています。
以上 「冷え取り健康法」 進藤義晴医師著から抜粋